新卒入社社員インタビュー

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澤出 大樹

2020年にサンリオへ新卒入社。経営戦略本部 LBE事業室所属。 入社後5年間は海外事業本部にて台湾・韓国市場を担当。K-POPグループとのコラボレーション企画などを推進。現在はLBE(Location Based Entertainment)領域で、大分県ハーモニーランドのリゾート化プロジェクトや海外LBE案件のスキーム整理を手がけている。

「ハンギョドンのカレー」から始まったキャリア

サンリオへ新卒で入社を決めた理由を教えてください。

自社IPを持つグローバル企業としての希少性、そして創業者の想いに裏打ちされた企業理念の深さに惹かれ、入社を決めました。

きっかけは、大学時代にサンリオピューロランドを訪れた際、メニューにあった「ハンギョドンのカレー」が他のメニューより手頃な価格だったことに目が留まり、そこからハンギョドンのキャラクターに親しみを持つようになりました。選考が進む中で、「みんななかよく」の理念や、ギフトの会社としての成り立ちを知り、「面白い会社だな」という印象が「ここで働きたい」という確信に変わっていきました。
また、上海への留学経験を通じて、日本のコンテンツが世界中で親しまれていることを実感していました。キャラクターを軸に、店舗・ライセンス・海外・テーマパークなど幅広い領域に関われる可能性の大きさが、最終的な決め手になりました。

2020年にコロナ禍のさなかで入社し、海外領域からキャリアをスタートしました。台湾・韓国を中心とした市場に関わりながら、現地パートナーとの協業や企画推進を通じて、グローバルビジネスの基礎を学びました。

新卒で入社してみて、最初の印象はどうでしたか?

入社直後の2ヶ月は自宅研修となり出社できず、7月に海外事業本部へ配属された後も、担当する韓国や台湾の現地メンバーと直接会えない状況が約2年続きました。海外事業全体が厳しい局面にあったこともあり、入社前に思い描いていた仕事像とは大きく異なるスタートでした。

一方で、チームのメンバーは非常に親身で、若手も多い環境でした。オンライン中心の限られた環境下でも、現地メンバーとのやりとりを重ねながら海外事業の基礎を学べたことは、結果的に大きな財産になりました。制約が多い時期だったからこそ、「自分で課題を見つけて動く」姿勢も鍛えられたと感じています。

現在の仕事内容、担当領域を教えてください。

現在所属しているLBE事業室は、サンリオが注力領域の1つとして掲げるLBELocation-Based Entertainment。テーマパーク、ミュージカル・ショー、移動式屋内遊園地など、ある場所に赴くことで体験できるエンターテイメント)を担う部門です。「サンリオピューロランド」や「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」といった既存のテーマパークの枠を超え、リアルの場でキャラクターと出会える機会を増やすことをミッションとしています。
具体的には、大分県のハーモニーランドを滞在型リゾートへと進化させるプロジェクトを担当しています。ホテルのコンセプト立案、地元自治体との連携、ステークホルダーとの調整まで企画段階から推進しています。202512月に大分県および日出町と連携したリゾート化の取り組みを発表し、以降はファンや地域の方々と一緒にリゾートを作り上げる「未来共創室」というコミュニティの立ち上げ準備を進めているところです。

加えて、日本のコンテンツを輸出したり、海外コンテンツの横展開をしたりと、海外のLBE案件にも携わっています。海外事業本部で培った各国市場の知見や、パートナーとの関係構築の経験が、現在のLBE領域でもそのまま活きていると感じます。テーマパークという「場」の力を活かし、キャラクターの魅力ファンに限らず、より多くの方の日常に届けていくことを大切にしながら仕事に取り組んでいます。

K-POPコラボの勝ち筋を、各国・各領域へ広げる

これまでの業務の中で、特に難易度が高かった挑戦について教えてください。

2020年の入社直後から韓国(サンリオコリア)を担当しました。韓国市場では当時、サンリオキャラクターの認知度が高くなく、売上規模も小さい状況でした。さらに、コロナ禍で現地メンバーとも直接会えない状況が続いていました。会社全体の業績も厳しい状況にあり、海外事業も大きく落ち込んでいました。

そのような中、2022年に人気K-POPグループとのコラボレーション企画が立ち上がりました。韓国では前例のない取り組みでしたが、K-POPのファン層とサンリオキャラクターの世界観には高い親和性があると見込み、実現に向けて動き始めました。

最大の壁は、双方の権利体系と契約条件を、一つの企画として成立させることでした。サンリオはIPの権利元として、キャラクターのライセンス管理に厳密なルールを設けています。一方で、K-POPアイドル側には肖像権やファンダム文化に基づく独自の権利体系があります。前例がなかったため、これらを両立させるビジネススキームを新たに構築する必要がありました。

契約条件の調整、商品設計の検討、現地法規制の確認など、地道な作業をサンリオコリアの現地チームと連携しながら一つずつ進めました。その結果、サンリオキャラクターの世界観とK-POPカルチャーを掛け合わせた企画として、発売に至りました。

発売後、コラボ商品は想定を大きく上回る売上を記録し、全社的に注目される案件となりました。このコラボを契機に、韓国でのキャラクター認知が拡大し、担当期間中にサンリオコリアの売上は5倍に成長しました。

その経験を通じて得た、最も大きな気づきは何ですか?

身近な K-POPファンの友人からも「買ったよ、かわいかった!」という声が届き、自分が携わった仕事が誰かの楽しさや「好き」という気持ちに直接つながっているのだと初めて実感しました。それまでは海外事業の数字目標の達成に意識が向いていましたが、その数字の向こう側に一人ひとりの日常や笑顔があるのだと実感できたことが、この経験で得た最大の学びです。

加えて「前例がない」状況は障壁であると同時に、先に仕組みを作ることで競争優位を築ける機会でもあると学びました。韓国で構築したアイドルとのコラボレーションスキームは、その後、他市場や他パートナーとの交渉にも転用できるナレッジとして蓄積されました。サンリオのようにグローバルでIPを展開する企業だからこそ、一つの市場で生まれた成功パターンを他国や他事業へ応用できます。この経験があったからこそ、現在のLBE事業でも「日本の成功事例を海外へ、海外の成功事例を日本へ」という視点で、スキーム設計やパートナー開拓に取り組めています。

LBEの「場」の力で、国や世代を越えて日常に届ける

今後、どのような挑戦をしていきたいですか?

サンリオキャラクターの魅力をファンに限らず、より多くの方の日常に届けたいと考えています。私は29歳の男性ですが、社内ではハローキティのグッズを身につけていても、違和感なく受け止められます。一方で、世の中の同世代や親世代の男性が日常的にハローキティを手に取るところまで、まだ十分に広がっていない印象があります。幅広い層が訪れるテーマパークのように、特定のキャラクターの熱狂的なファンでなくても「行ってみよう」「触れてみよう」と思えるような、誰もが気軽に触れられる存在に近づけていきたいです。

LBEはその突破口になると確信しています。ショーを観て「ハローキティってやっぱりやさしいな」と感じてもらう。パレードを観て「サンリオっていいね」と思ってもらう。そうしたリアルな体験を入口に、これまでキャラクターに興味がなかった層との出会いの機会を増やしていくことが、現在の自分の仕事の軸です。

ハーモニーランドのリゾート化プロジェクトをはじめ、国内外のLBE案件を通じて、キャラクターの魅力を「場」の力で日常に届けていく仕事に、今後も挑戦し続けたいと思っています。

サンリオに入社を希望する方たちへ伝えたいことは何ですか?

サンリオのキャラクターや事業に対して、自分なりの魅力を見つけている方と一緒に働きたいです。きっかけは、昔からキャラクターが好きだったからでも、ビジネスモデルに面白さを感じたからでも構いません。大切なのは、その魅力を自分の中だけに留めるのではなく、「こんな良さもある」とまだ知らない人へ広げていこうとする姿勢だと思います。

私自身、入社前はハンギョドンのカレーの値段が気になるような、ごく普通の男子大学生でした。そんな自分が、入社後に韓国でのコラボやLBE事業に携わる中で、サンリオIPが持つ可能性の大きさを知り、仕事を通じてその魅力を世の中に届けている実感を得てきました。

キャラクターの魅力をファンに限らず「国や地域を越えて、リアルな場での体験を起点に、まだ届いていない人の日常にまで届けていく」。その挑戦を一緒に楽しめる方をお待ちしています。

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