新卒入社社員インタビュー

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岩見 璃音

2022年にサンリオへ新卒入社。グローバル統括本部 グローバル戦略室 戦略企画課所属。
入社後2年間はアジア管理課でシンガポール、香港の海外子会社2拠点のリエゾン(本社・海外拠点の連携・調整)業務を担当。現在は、グローバル共通課題に取り組むチームで海外子会社8拠点の事業推進・プロジェクトマネジメントを担っている。

日本発IPを世界へ。サンリオ入社を決めた理由

サンリオへ新卒で入社を決めた理由を教えてください。

日本発のキャラクターを強みに、世界中へ笑顔を届けているサンリオの唯一無二の存在感に惹かれて入社を決めました。

私が就職活動をしていた時期はコロナ禍の真っ只中で、面接もすべてオンラインでした。外出自粛が続き、自宅で過ごす時間が増える中で、エンターテイメントに助けられる経験を重ね、「生活必需品ではないけれど、人の心に影響を与え、誰かを笑顔にできるもの」に強い関心を抱くようになりました。

ゲーム会社や興行系などさまざまな企業を調べる中で、サンリオのグローバルな展開力に強く惹かれていきました。加えて、面接を重ねる中で最も自然体で臨めたのがサンリオでした。人事の方々がこちらの話を真摯に聞いてくださる姿勢から「人の良さ」という社風を感じ、「この会社なら自分らしく働ける」と確信できたことが、大きな決め手です。

入社後に感じたギャップや驚きはありましたか?

本社の海外部門として海外子会社の方々と仕事をする中で驚いたのは、組織規模と成果のギャップでした。拠点によっては2030名ほどの小規模な体制でありながら、非常に大きなビジネスを動かしていました。少人数で大きなインパクトを生み出す効率の良さと、一人ひとりの熱量の高さに、率直に「すごい」と感じました。

もう一つは、新卒の自分のカウンターパートが海外拠点のトップや本社の役員クラスになる場面が多かったことです。限られた時間の中で相手の意図を読み取り、合意すべきポイントを見極める緊張感は想像以上でした。ただ、その環境で「相手の時間を無駄にしない」ことを常に意識したことで、調整業務の基礎体力が身についたと感じています。

現在の役割と、日々向き合っている課題を教えてください。

現在は、グローバル経営体制の強化や、海外子会社の執行支援と本社との連携強化、そして全社的な海外戦略の企画・推進を担当しています。サンリオキャラクターのファンの方々と直接触れ合う機会は多くありませんが、海外子会社が現地で事業を円滑に進められるよう、戦略と仕組みの面から支える役割です。

グローバル戦略室で働く醍醐味は、単なる調整やレポーティングにとどまらず、現地のメンバーが営業・マーケティングに集中できる「土台」を設計できる点にあります。業務フローの改善やツール導入を通じて、各拠点が自走できる環境を整えることが、結果として世界中のファンの笑顔につながると考えています。

世界8拠点を動かす。本社が担う「仕組みづくり」

これまでで最も大変だったことと、乗り越えた経験を教えてください。

入社1年目に海外事業本部へ配属された当初、知識も実績もない状態でシンガポールと香港の2拠点との連携担当を任されました。想定していたよりも早い段階から意思決定層とやり取りする必要があり、限られた時間の中で「何を合意すべきか」を判断する日々に、強い緊張感がありました。

転機になったのは、社内で長年経験を積んだ上司や、他社で海外事業を経験してキャリア入社した先輩など、多様なバックグラウンドを持つメンバーから学びを得られたことです。「まずはやり方を徹底的に真似る」と腹を決めてから、業務の進め方や視点が大きく変わりました。

入社後2年間は、リエゾン業務を通じて調整力の土台を磨きました。3年目からはグローバル共通課題を扱うチームへ移り、4年目には世界8拠点のリーダーを日本に集め、社長へ事業進捗を報告する会議の運営も担当しました。

世界8拠点を日本に集めたプロジェクトの狙いと工夫を教えてください。

海外の取引先を招いたB2Bカンファレンスの設計・運営を、プロジェクトマネジメントオフィスのメンバーとしてリードしました。特に意識したのは、本社としての戦略方向性を明確に打ち出し、参加者が他地域のベストプラクティスを学び、自分たちの国・地域の事業に取り入れられる場にすることです。単なる情報共有にとどまらず、各拠点が自らの戦略に具体的に落とし込めるレベルまで解像度を高める設計を行いました。加えて、日本のファンベースの熱量を実際に体感してもらうことで、理解を一層深める効果も得られました。

結果として、海外拠点のメンバーが他地域の成功事例を自らの取り組みに反映する動きが加速し、海外パートナーとの会話も具体性が増しました。自分自身も連携を担うリエゾン担当から、プロジェクトを前に進めるマネジメントオフィスの役割へと領域が広がり、現地が本来注力すべき営業・マーケティングに集中できる環境整備を前進させられた手応えがあります。

この経験から見えた「本社が提供すべき価値」は何でしたか?

戦略を単なる情報として伝達するのではなく、各拠点が自らの事業に実装できるレベルまで理解を深めてもらうことだと考えています。カンファレンスでは、実例を再現可能なベストプラクティスとして整理し、それぞれの市場に合わせて使えるヒントとして届けることが重要だと感じました。また、日本のファンや施策の現場を実際に見ることで理解が深まり、海外拠点やパートナーからも、より具体的かつ実務に踏み込んだ議論が生まれました。こうした体験が、各拠点での取り組みに繋がっていくと感じています。

この経験を通じて、グローバル戦略の推進では、数値やレポートによる共有に加え、戦略の意図や成功要因を構造的に伝え、実行につなげるための仕組みを設計することが重要だと学びました。現在は会議体の運営に加え、業務フロー改善や業績評価設計にも取り組んでいます。現地メンバーが注力すべき業務に集中できるよう、ボトルネックを解消することが、グローバル展開のスピードを加速させると実感しています。

次に目指すのは、海外拠点が“自走”できる基盤づくり

今後、グローバル戦略室として強化したいことは何ですか?

まずは現在のミッションである「海外事業の強化」を徹底的に深めていきたいです。会社が注力する北米をはじめとした欧米市場の拡大に向けて、現地が自走するための障壁低減をさらに推し進めることが直近の目標です。業務プロセスの改善やナレッジ共有の仕組みを整え、各拠点がより高い成果を出せる環境を実現したいと考えています。

将来的には、自分たちの支援が確かな成果につながったと言える実績を、海外拠点の仲間と一緒に積み上げていきたいです。学生時代の留学で培った行動力と、リエゾン業務で磨いた調整力を武器に、サンリオキャラクターを通じて世界中の人を笑顔にするという入社時の思いを、着実に形にしていきます。

サンリオに入社を希望する方たちへ伝えたいことは何ですか?

就職活動は大変なことも多く、気持ちが沈む場面もあるかもしれません。それでも前向きに取り組んでいけば、納得できる選択に近づいていくと信じています。

サンリオは、学生一人ひとりの話を本当に丁寧に聞いてくれる会社です。面接は緊張すると思いますが、背伸びをしすぎず、自分の言葉で「自分の良さ」を伝えきることが大切だと思います。

現場の最前線でお客さまと向き合う仕事だけが価値提供ではありません。世界各拠点が最大限力を発揮できる土台を整え、その先にいるファンの笑顔を支えることも重要な役割です。どうすればもっと良くなるかを自分なりに考え、周りを巻き込んで一歩ずつ形にしていける方と一緒に、世界中に笑顔を届けていけたらうれしいです。

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