新卒入社社員インタビュー

talk_n06_03(YK:亀田結愛さん)

Y.K

2022年にサンリオへ入社。デザイン本部 第二ライセンスデザイン部 ライセンスデザイン五課所属。 入社後はライセンスデザイン部内のアパレル・雑貨デザイン監修課で自社キャラクターの商品デザインや監修業務を経験し、現在は他社IPとサンリオキャラクターのコラボレーションデザイン制作や商品監修・他社IPのデザインプロデュースを担当している。

自分の作品を丁寧に見てもらえる。その姿勢と空気感に惹かれた

サンリオへ新卒で入社を決めた理由を教えてください。

面接の場で感じた社員の方々の穏やかさと、「みんななかよく」という企業理念が現場にも息づいている雰囲気に惹かれて入社を決めました。

就職活動中は、自分の得意なイラストやデザインスキルを活かせる企業を軸に探していました。ポートフォリオは、あえてファンシーなテイストだけに寄せず、人物イラストやグラフィックデザインなど自分の強みが伝わる内容を中心に構成し、「自分のスキルをどう活かせるか」を言語化して伝えることを意識していました。

選考を通じて、作品を丁寧に見てくれる姿勢やフラットに対話できるサンリオの空気感に触れ、「この環境でなら自分の強みを伸ばしながら働ける」と確信しました。「得意領域を武器に、キャラクターの魅力を広げる仕事がしたい」という思いが、最終的な決め手になりました。

新卒で入社してみて、最初の印象はどうでしたか?

入社前は「社員のみなさんはサンリオキャラクターが好きで、ファンシーな装いの方が多いのでは」と想像していました。ですが実際には、バックグラウンドも趣味も多様な方が集まっていて、良い意味で驚きました。
特に私が所属するライセンスデザイン五課は、他社IPを扱う部署でもあるため、サンリオキャラクターだけでなく他社作品に詳しいメンバーも多く在籍しています。共通の話題で盛り上がれる場面が日常的にあります。

人間関係で悩んだことはほとんどなく、職場の空気は穏やかです。「みんななかよく」という企業理念が社内に自然と浸透していることを実感でき、入社後に強く印象に残ったことの一つです。

現在の仕事内容、担当領域を教えてください。

主な担当は、他社IPとのコラボレーションにおけるデザイン制作と商品監修、他社IPのデザインプロデュース業務です。まず、コラボレーション対象となる作品やキャラクターの世界観を深く理解するところから始めます。そのうえで、サンリオらしい色使いやフォルムに再構成したアートを制作します。

指示書をもとにラフを作成後、営業担当を通じてライセンシーや版元(権利元)へ提案・監修依頼をします。フィードバックを受けながら調整を重ね、最終ビジュアルを仕上げていくのが一連の流れです。

サンリオのライセンスデザインというと、企業の商品に自社キャラクターを展開する業務を想像される方も多いかもしれません。一方で私が所属するチームの仕事は、異なるキャラクター同士の個性を掛け合わせて新しい魅力を設計する領域です。相手作品への理解度が、デザインの説得力を大きく左右します。だからこそ、ファンの声や市場の動向を自ら調べ、感覚だけに頼らない提案を組み立てることを大切にしています。

「かわいすぎない、でもサンリオらしい」をつくる

他社IPとのコラボでは、版元の方とデザインの調整に苦労したこともあったのではないでしょうか?

はい。特に印象に残っているのが、『男性キャラクターが多数登場する人気作品』とのコラボレーション案件です。先方のキャラクターをサンリオ流に「ちまっとかわいく」描き直すにあたり、版元から明確な制約が提示されました。「かわいくしすぎないでほしい」「キャラクター本来の凛々しさを残してほしい」というものです。

サンリオキャラクターの代名詞ともいえるファンシーさやパステルカラーと、作品が持つ武骨な世界観は一見相反します。どこまでサンリオらしさを出してよいのか、そのバランスに悩む日々が続きました。

突破口になったのは、感性だけに頼らず、ファンの声を根拠にするリサーチ型のアプローチに切り替えたことです。SNS上でファンがどんなグッズを求め、どんな表現に反応しているかを調査し、提案の土台にしました。

具体的には投稿内容や購買の傾向を分析し、「やさしい色使い」と「ぬいぐるみとして魅力的なフォルムのかわいさ」を譲れない軸として設定しました。そのうえで、ラフデザインごとにデザインコンセプトを資料化し、営業担当を通じて版元に提案できる体制を整えました。

修正要望が出た際も、リサーチデータを根拠に「ここは残したい」と交渉を重ね、双方が納得できる着地点を探りました。微調整を繰り返す地道な工程でしたが、その積み重ねによって版元との信頼関係が築かれ、「かわいすぎない、でもサンリオらしい」というデザインラインを確立できました。他社IPコラボ全般に応用できる、設計と対話の型ができた手応えがあります。この経験は、現在の案件にも活きています。

リサーチを起点にしたデザインアプローチは、その後の案件でどう活きていますか?

先ほどの案件で身につけた「ファンの声を根拠にデザインを組み立てる」手法は、他のコラボレーション案件にも応用できる方法論になりました。どの作品を担当する場合でも、まずファンがどのような表現を求めているかをSNSや関連サイトで調査し、サンリオらしさとの接点を探るところから設計を始めています。

感覚だけで「かわいくすれば正解」とするのではなく、根拠を添えて提案できるようになったことで、版元との対話もスムーズになりました。
また、これまで私自身が触れてこなかった作品を担当する機会もありますが、そのような場合でもこの手法は非常に役立っています。限られた時間の中で効率的に作品理解を深めるために、SNSや関連情報を活用しながらキャラクターの魅力やファンの期待を捉え、それらを踏まえたアート表現へと落とし込むことを意識しています。

デザインプロデュースで信頼を積み上げ、次のトレンドをつくる

今後、どのような挑戦をしていきたいですか?

今担当している業務は、自分の強みを一番活かせている分野だと感じているので、まずは他社IPコラボという今の領域をしっかり極めたいです。「他社IPとのコラボレーションやデザインプロデュースなら彼女に相談したい」と社内外から頼られる存在になることが、直近の目標です。

その先では、自分が手がけた1枚のアートをきっかけに話題が広がり、新しいグッズ展開やファンコミュニティの盛り上がりにつながるような仕事を実現したいと考えています。実際に、コラボアートを起点にSNS上で話題になった後グッズ展開や企画が広がっていく事例が社内にあり、そういった流れを自分でも生み出せるようになりたいです。

そのため、これまで以上にさまざまなIPとのコラボレーション案件に関わり、経験の幅を広げていきたいと考えています。ジャンルやテイストの異なる作品と向き合うことで、表現の引き出しを増やしていきたいです。

サンリオに入社を希望する方たちへ伝えたいことは何ですか?

「サンリオが好き」という気持ちはもちろん大切です。ただ、それ以上に「自分の得意なことや強みがサンリオでどう活かせるか」を意識して伝えることが重要だと思います。私自身、就職活動時のポートフォリオにはサンリオらしいテイストの作品だけでなく、人物イラストやグラフィックデザインなど得意分野を中心にまとめました。その強みを評価していただけたことが、現在の業務にも直結しています。

サンリオには、作品への深い理解とリサーチに基づき、他社IPの個性を尊重しながらサンリオならではの魅力に落とし込める環境があります。無理にサンリオのトーンに合わせるのではなく、自分の軸を持ったうえで「サンリオで何ができるか」を伝えてみてください。その得意分野こそが、新しいコラボレーションを生み出す原動力になるはずです。

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