新卒入社社員インタビュー

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淺原 壮太

2023年にサンリオへ新卒入社。営業本部 流通アカウント第二営業部 CVS課所属。入社以来、大手コンビニエンスストアとの取引を担当し、「サンリオ当りくじ」をはじめとする物販企画の立ち上げから商品監修、納品、アフターフォローまでを一貫して担当。

IPを育てて届ける:流通アカウント部門の仕事と面白さ

サンリオへ新卒で入社を決めた理由を教えてください。

サンリオのキャラクターが好きだったことに加え、IPホルダーとしてあらゆるジャンルに関われる環境に惹かれて入社を決めました。

学生時代は文学部の芸術系学科に在籍し、映画や演劇の評論について学んでいました。サークル活動でもエンタメ全般に携わっており、就職活動の軸は「好きなエンタメ領域に関わり続けられること」でした。一方で、音楽なら音楽、映像なら映像と一つのジャンルに絞ってしまうと、ほかの可能性が閉じてしまうのではないかという迷いもありました。
当時はコロナ禍の真っ只中で「エンタメ業界に未来はあるのか」と言われることもありましたが、私自身は、だからこそモノや体験に付加価値をつけられるIPの力は今後さらに必要とされると考えていました。

そうした視点で企業を見ていくなかで、サンリオは物販、映像、ライセンスなど多様な事業を自社で展開しており、入社後にさまざまな領域へ挑戦できる可能性があると感じました。加えて、「みんななかよく」という企業理念のもと、キャラクターを世の中に丁寧に届けていく姿勢にも共感を覚えました。

「ここなら後悔しない」と確信できたことが、最終的な入社の決め手です。

新卒で入社してみて、最初の印象はどうでしたか?

良い意味でのギャップがありました。入社前から、IPホルダーとして守備範囲の広い点に魅力を感じていましたが、実際に入ってみると、会社は想像以上のスピードで新しい領域へ踏み出していました。社長を筆頭に、スポーツ分野への展開や海外での映画化、動画配信プラットフォームでのアニメシリーズなど、学生時代に思い描いていた以上に広いフィールドが目の前に広がっていたのです。

同時に、コンビニエンスストアを担当して日々感じたのは、全国規模の販路で仕事をするインパクトの大きさでした。地方出身の私にとって、帰省した際に身近な人から「コンビニでサンリオキャラクターの商品を買ったよ」と声をかけてもらえたことは、自分の仕事が届いていると実感できた、とても嬉しい出来事です。
また、若手のうちから1年先のトレンドを読んで企画を立ち上げ、それが全国の店頭に並ぶまでのプロセスに携われたことで、「この仕事を選んでよかった」と思える手応えを得られました。

現在の仕事内容、担当領域を教えてください。

現在は、担当するコンビニエンスストアで展開されるサンリオビジネス全体を見ています。自社企画の物販から、ライセンシー企業が制作する商品の監修、サンリオの機関誌である「いちご新聞」の納品管理まで、コンビニにおけるサンリオの全てに関わる業務を担う立場です。なかでも売上規模が最も大きいのが「サンリオ当りくじ」で、企画の立ち上げから商品監修、納品、発売後のアフターフォローまでを一貫して担当しています。

コンビニはキャラクターグッズの専門店ではないからこそ、商品をどう棚に並べ、どう手に取ってもらうかを常に考える必要があります。さらに、サンリオショップという直営チャネルの価値を損なわずに、全国数万店舗のネットワークをどう活用するかというバランス感覚も求められます。
定番IPで確実に数字を積み上げながら、育成段階の新規IPにも全国規模の露出機会を意図的に作っていくことが、流通アカウント部門ならではの戦略的な役割です。こうした「IPを育て、届ける」視点を持てることが、サンリオの営業ならではの醍醐味だと感じています。

育成IPの全国展開に挑む:「はぴだんぶい」当りくじの舞台裏

育成中の新規IPを全国展開した中で、最も印象に残るプロジェクトを教えてください。

印象に強く残っているのは、キャラクターユニット「はぴだんぶい」の当りくじ企画です。当時、「はぴだんぶい」はコンビニチャネルでの実績がほとんどありませんでした。ハローキティのような定番IPで企画すれば確実に数字を見込める一方で、知名度がまだ伸びている途中のIPを全国展開して本当に売れるのか、という懸念が社内にも取引先にもありました。
私自身「あひるのペックル」をはじめ「はぴだんぶい」のメンバー全員に強い思い入れがあり、企画を形にしたい気持ちはありました。しかし熱意だけでは社内外を説得できず、裏付けとなるデータ不足が大きな壁になっていました。

転機になったのは、取引先のコンビニエンスストアから「何か新しい限定企画はないか」と相談をいただいたタイミングが、ちょうど「はぴだんぶい」の結成5周年と重なったことです。周年という話題性があれば、定番キャラクターとは違う爆発力をアピールできる。そう感じた私は、最大の壁であった「売れる根拠」を別の角度から示すために動き出しました。

コンビニでの過去実績がない以上、別のデータで熱量を可視化するしかありません。 まず、社内のブランディング担当やライセンス営業のメンバーを一人ひとり訪ね、「はぴだんぶい」の認知度推移、SNS上でのファンの反応、関連商品の販売実績など、定量的な根拠を集めました。さらに、5周年という希少性やファンコミュニティの熱量も資料に落とし込み、取引先への提案に臨みました。
新規IPで全国展開するリスクを懸念する先方の疑問に正面から向き合い、「今このタイミングで動くことが、IP育成とコンビニ双方にとって利益になる」と根拠を示しながら説得を重ねました。その結果、提案が承認され、「はぴだんぶい」当りくじの全国発売が実現しました。全国数万店舗の棚に並んだときは、「キャラクターのために良いことができた」という気持ちで胸がいっぱいになりました。

その挑戦を通じて得た学びは、現在の仕事にどのように活きていますか?

この経験で強く実感したのは、「好き」という熱量と客観的なデータは対立するものではなく、両方がそろって初めて周囲を動かす提案になるということです。販売実績がなくてもキャラクターの良さを心から信じているからこそ、データを集める動機が生まれ、説得力のある言葉が出てきます。逆に、データだけを並べても取引先の心は動きません。熱量が先にあり、それを裏付ける数字を自分の足で集めにいく。この順序が大切だと学びました。

現在も新規IPの当りくじ企画に取り組む場面では、この経験が判断の軸になっています。「はなまるおばけ」のようなまだデビューからまもないキャラクターを全国に届ける際にも、ブランディング担当やライセンス営業と連携して定量データを準備し、自分自身の言葉で取引先にそのキャラクターの可能性を伝えるプロセスを繰り返しています。あのとき「はぴだんぶい」で踏み出した一歩が、部署としてのIP育成における一つの成功モデルになったことは、日々の仕事に向き合ううえで大きな自信になっています。

「宝物になる体験」を、身近なコンビニから全国へ届け続ける

今後、どのような挑戦をしていきたいですか?

キャラクターと商品を、より多くの人の身近な場所に届けていきたいと考えています。サンリオショップが近くにない地域に住んでいるお子様でも、近所のコンビニであれば自分の足で買いに行くことができます。そうした接点を一つでも多く作ることが、コンビニチャネルを担当する自分の役割だと思っています。

具体的には、商品化機会がまだ少なかったり育成段階にあるような比較的新しいキャラクターの全国展開をさらに増やしていきたいです。「はぴだんぶい」の当りくじで手応えを得たように、定番キャラクターに頼るだけでなく、新しいキャラクターが全国の棚に並ぶ機会を戦略的に作っていくことが、サンリオのIP群全体の価値を高めることにつながると考えています。当りくじで手に入れた商品がその人にとっての宝物になるような感動を、コンビニから届け続けていきたいです。

サンリオに入社を希望する方たちへ伝えたいことは何ですか?

入社前からサンリオのすべてに精通している必要はありません。キャラクターや雑貨、エンターテインメントに熱量があり、トレンドへの感度が高い方であれば、入社してからサンリオをさらに好きになっていけるはずです。
むしろ大切なのは、「人に魅力を説明するためには、まず自分が魅力を理解する必要がある」という感覚に共感できるかどうかだと思います。

サンリオの営業は、与えられた商材をそのまま売る仕事ではありません。自分の熱量をもとに企画を立ち上げ、データで裏付けを固め、社内外の仲間を巻き込みながら、全国規模の販路でキャラクターと体験を届けていく仕事です。
「好きなIPやエンターテイメントに対するピュアな熱量」と「それを形にしたいという行動力」を持っている方にとって、ここには挑戦の場がたくさん用意されています。

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