Environment地球環境への配慮

基本的な考え方

当社グループは、企業理念「みんななかよく」に基づき、社会の人々が安心して仲良く暮らせる社会の実現に貢献するため、「地球環境への配慮」を「サンリオ・マテリアリティ」の1つに設定しています。サンリオの商品・サービスを持続的に提供していくためにも、事業活動全般において気候変動の影響度が高い活動を把握し、事業を行うことが私たちの責任だと考え、温室効果ガス排出量の削減、廃棄物の削減、資源の有効活用、環境に関連する法令の順守など、事業活動における環境配慮に取り組んでいます。

また、「サンリオ サプライヤー/ライセンシー行動規範」では、「環境への配慮」として、廃棄物の削減とリサイクルをはじめとした、環境への配慮に取り組むことを推奨し、適用される環境に関連する法令および規則を遵守し、管理された安全な方法で化学物質を処分する必要があると定めています。さらに、各サプライヤーやライセンシーとコミュニケーションを取りながら記載事項の遵守を要請しています。

詳細は、サンリオ サプライヤー/ライセンシー行動規範 をご参照ください。

体制・ガバナンス

当社グループのサステナビリティ経営の強化を目的として、委員長を代表取締役社長、副委員長を経営戦略本部担当取締役とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。グループの気候変動などの「環境問題」に関する具体的な施策・方針、取り組み状況などについても、同委員会で定期的に議論を行っています(年4回)。

重要事項などについては、経営会議での審議・議論を経て、取締役会へ報告されます(年4回)。なお、取締役会は、目標設定や取り組みの進捗状況などについて監督の役割を担っています。

詳細は、サンリオのサステナビリティ の体制・ガバナンスをご参照ください。

リスク管理

当社では、サプライヤーのモニタリングとして、リスクの高いサプライヤーを特定し、サプライヤー/ライセンシー、およびライセンシーが委託する海外製造工場への立ち入り検査による環境配慮の取り組み状況を確認しています。

詳細は、持続可能なサプライチェーン の実現のリスク管理をご参照ください。

主な取り組み

気候変動への対策

詳細は、気候変動への対策の主な取り組みをご参照ください。

資源の有効活用

詳細は、資源の有効活用の主な取り組みをご参照ください。

水ストレス評価

当社では、WRI(World Resources Institute)のAqueductを用いて水ストレスを評価しています。評価の結果、当社の主要な事業拠点がある日本は水に関するリスクが「Low-Medium」に該当しており、水ストレスが相対的に低い地域であると認識しています。

水ストレス評価結果

  • 水ストレス評価実施拠点:5拠点
  • 水ストレスが低い拠点:5拠点
  • 水ストレスが高い拠点割合:0%

主な事業拠点

  • 本社
  • 関西事業所
  • ディストリビューションセンター
  • サンリオピューロランド
  • ハーモニーランド

また、物理リスクの特定において、風水害の激甚化による拠点浸水が発生した際の財務影響額として、拠点被害や営業機会損失した期間の売上減少額および設備・在庫毀損額を算出しています。

生物多様性の保全

当社は、生物多様性の重要性および生物多様性への負荷軽減に取り組む必要性を把握しています。2025年3月期現在において生物多様性関連課題のガバナンス構築に至っていませんが、今後の課題として認識しています。

イニシアティブへの参画

詳細は、気候変動への対策の主な取り組みをご参照ください。