基本的な考え方
当社グループは、商品廃棄数の削減や資源の再活用によって環境負荷の低減に積極的に取り組み、地球環境と当社グループの事業への影響を軽減・回避し、持続可能な社会の実現に貢献します。
詳細は、地球環境への配慮の基本的な考え方をご参照ください。
体制・ガバナンス
当社グループのサステナビリティ経営の強化を目的として、委員長を代表取締役社長、副委員長を経営戦略本部担当取締役とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。グループの資源の有効活用に関する具体的な施策・方針、取り組み状況などについても、同委員会で定期的に議論を行っております(年4回)。
重要事項などについては、経営会議での審議・議論を経て、取締役会へ報告されます(年4回)。なお、取締役会は、目標設定や取り組みの進捗状況などについて監督の役割を担っています。
詳細は、サンリオのサステナビリティの体制・ガバナンスをご参照ください。
リスク管理
詳細は、サンリオのサステナビリティのリスク管理をご参照ください。
指標
当社グループでは、以下の指標を定め資源の有効活用を推進しています。
(単位:万円)
| 指標 | 対象範囲 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|---|
| 商品廃棄額 | 単体 | 8,762 | 4,024 | 2,180 |
また、当社グループは、商品廃棄数の削減や在庫の再活用によって 、当社国内物販事業における商品廃棄額を2025年3月期までに2021年3月期比80%以上削減する目標を掲げ、2024年3月期に2021年3月期比90%超の削減を達成しました。
詳細は、ESGデータをご参照ください。
主な取り組み
在庫の適正化による商品廃棄数の削減
当社は、販売動向の分析精度を高め、各商品の販売期間を明確に設定しています。在庫の適正化を図るとともに、アウトレット販売やイベント景品など、在庫を再利用することで、商品廃棄数の削減につなげています。
マイバッグの利用促進と環境に配慮したショッピングバッグ

環境負荷の少ない素材やインクを使用したバッグ
マイバッグの利用促進と環境保全の観点から、ショッピングバッグを有料化しています。ショッピングバッグは、プラスチック製から環境負荷の少ない再生紙などの紙製に変更しました。また、ギフトバッグは植物由来のプラスチックを使用し、CO2排出量の増加抑制に取り組み、全店舗で展開しています。マイバッグの利用促進と、ショッピングバッグ全体の使用量削減により、森林保全に貢献しています。
段ボールの再利用
当社では、「サンリオディストリビューションセンター」で発生した使用済みの段ボールを、ほぼ100%再利用しています。また、受注状況によって適正なサイズの段ボールを指定する運営をしており、無駄なく、なるべく小さなサイズの段ボールで出荷できる仕組みを構築しています。2025年3月期は、荷扱い量の増加からリサイクル量が増加しました。また、入荷時段ボール箱の再利用を強化しました。
使用済み段ボールのリサイクル量
(単位:トン)
| 対象範囲 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 使用済み段ボールのリサイクル量 | 単体 | 233 | 264 | 280 | 382 |
入荷時段ボール箱の再利用実績
(単位:枚)
| 対象範囲 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 入荷時段ボール箱の再利用実績 | 単体 | 18,104 | 31,413 | 75,861 | 145,519 |
※ディストリビューションセンターに納品された段ボールを、詰め替えずに再利用

商品を管理・出荷する物流センター
「サンリオディストリビューションセンター」(東京都あきる野市)