方針・基本的な考え方
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、コーポレート・ガバナンスの充実が、企業価値を高め続け、株主や投資家をはじめとするステークホルダー(利害関係者)の信頼を得るために、必要不可欠であると考えています。そのために、次の3項目の強化に努めます。
- 市場の急速な変化に対応できるよう取締役会の意思決定の迅速化を図るとともに、社外取締役(監査等委員含む)の視点も入れ、妥当性、効率性、透明性の向上を目指します。
- 株主、従業員、取引先、顧客、債権者、そして地域社会すべてのステークホルダーに対する社会的責任を十分果たせるよう、内部統制システムの整備を行うとともに、社内でコンプライアンス(企業倫理、法令遵守)を徹底していきます。
- 適切で公正なディスクロージャーとIR活動を通して、市場からの信頼を得ることに努めます。開示情報の重要性の認識の下、適時開示の体制整備に弛まぬ努力を注ぎます。また、決算説明会においては、経営トップ自ら出席し、市場との双方向の対話を経営に活かしていきます。そのほか、当社の強みとするキャラクターの開発力や版権管理等あらゆる視点からの会社説明会を催すと同時に、個人投資家向けにおいても、ホームページでのIR情報の充実などにより、企業と株主や投資家とのコミュニケーションの充実に努めます。
コーポレート・ガバナンスに関する報告書
2026/07/31 コーポレート・ガバナンスに関する報告書 (408KB)
コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み
2026/07/31 コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み(731KB)
定款
2025/6/26 定款
取締役会の運営方針
当社は、変化の激しい経営環境へ適時適切に対応するべく、経営の意思決定の迅速性・機動性の向上と、取締役会による監督機能の強化を両立するため、監査等委員会設置会社を採用しております。監査等委員である取締役は、取締役会において議決権を行使し、重要な意思決定に参画するとともに、取締役の職務執行に対する監査・監督機能を一体的に担うことで、経営の透明性及び客観性の向上を図っております。また、当社は、業務執行の相当部分を執行役員に委任することにより、意思決定の迅速化及び効率化を実現するとともに、取締役会は中長期的な経営戦略及び重要課題の審議・監督に重点を置いた運営を行っております。これにより、当社は、適切なリスク管理のもとで持続的な企業価値向上を実現するためのガバナンス体制を構築しております。
体制・ガバナンス
コーポレート・ガバナンス体制
コーポレートガバナンス体制図
取締役会
取締役会は、原則毎月1回開催され、当社の経営の基本方針及び重要な業務執行の決定を行うとともに、取締役及び執行役員の職務執行を監督する機関であります。当社は、業務執行の機動性・効率性の向上を図る観点から、業務執行の多くを執行役員に委任し、取締役会は監督機能に重点を置いた運営を行っております。
サステナビリティに関する課題についても、取締役会が取り組み方針を定め、さらなる施策の実施について検討し、その進捗状況を監督していきます。詳しくはサンリオのサステナビリティ 体制・ガバナンス をご参照ください。
構成
- 取締役会は代表取締役社長の辻朋邦を議長とし、取締役10名(女性取締役3名)で構成されています。
- 一般株主の保護と、コーポレート・ガバナンスの充実のため、社外取締役を選任しています。
- 社内外含む取締役の選任基準については、取締役(監査等委員含む) をご参照ください。
取締役会/監査役会/監査等委員会/指名・報酬諮問委員会における年間議案の概要(2026年3月期)
| 主要テーマ | |
|---|---|
| 取締役会 |
|
| 監査役会/監査等委員会 |
|
| 指名・報酬諮問委員会 |
|
年間開催回数と出席数
監査役/監査等委員出席のもと原則として月1回開催し、重要事項を付議または報告しているほか、必要に応じて臨時取締役会を開催しています。
2026年3月期は取締役会を18回開催しました。各取締役の出席状況については次の通りです。
| 氏名 | 開催回数 | 出席回数 |
|---|---|---|
| 辻 朋邦 | 18回 | 18回 |
| 中塚 亘 | 18回 | 18回 |
| 大塚 泰之 | 18回 | 18回 |
| 岸村 治良 ※1 | 5回 | 5回 |
| 齋藤 陽史 ※2 | 18回 | 17回 |
| 秋山 有子 ※1 | 5回 | 5回 |
| 笹本 裕 | 18回 | 16回 |
| 山中 雅恵 | 18回 | 18回 |
| David Bennett ※1 | 5回 | 3回 |
| 鴨田 視寿子 | 18回 | 18回 |
| 奥村 信一 | 18回 | 18回 |
| 大橋 一生 | 18回 | 18回 |
| 森川 紀代 | 18回 | 18回 |
- 岸村治良、秋山有子、David Bennettは2025年6月26日開催の第65回定時株主総会終結の時をもって、取締役を退任いたしました。
- 齋藤陽史は、2026年5月29日付で取締役を辞任いたしました。
監査等委員会
監査等委員会は、取締役の職務執行の監査及び監督を行う機関として、経営の適法性及び妥当性の確保を図っております。監査等委員会総数は3名で、内過半数の2名は、社外取締役(内公認会計士1名、弁護士1名)としております。監査等委員会は、内部監査部門及び会計監査人と緊密に連携し、内部統制システムの整備・運用状況の監視を行うとともに、経営計画の進捗やリスク管理の状況について報告を受け、必要に応じて意見を表明しております。これにより、当社は、監査と監督の実効性を高めたコーポレート・ガバナンス体制を構築しております。
構成
- 監査等委員会は取締役(常勤監査等委員)奥村信一を議長とし、取締役(監査等委員)3名(女性取締役1名)で構成されています。
- 監査等委員の選任基準については、取締役(監査等委員含む) をご参照ください。
年間開催回数と出席数
監査等委員会は、原則として定例取締役会開催に先立ち月次ベースで開催されております。監査等委員会の平均所要時間は約70分で、常勤監査等委員が日常活動により収集した社内情報をもとに、独立性を有する社外監査等委員である社外取締役を交えて3名が自由闊達な議論を行うことを重視しました。なお、当事業年度における各監査等委員の監査等委員会出席状況と主な付議事項は以下の通りです。
| 氏名 | 開催回数 | 出席率 | |
|---|---|---|---|
| 監査役会出席状況 | 奥村 信一 | 4回 | 100%(4回/4回) |
| 大橋 一生 | 4回 | 100%(4回/4回) | |
| 森川 紀代 | 4回 | 100%(4回/4回) | |
| 監査等委員会出席状況 | 奥村 信一 | 10回 | 100%(10回/10回) |
| 大橋 一生 | 10回 | 100%(10回/10回) | |
| 森川 紀代 | 10回 | 100%(10回/10回) | |
| 主な付議事項 |
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内部監査室
当社は、独立した部門として内部監査室(従業員7名)を設置しており、コンプライアンス室とともにグループガバナンスの一翼を担う機能として当社が定める「内部監査規程」および「年度監査計画」に基づき、当社およびグループ会社の各部門の業務内容・執行が法令・定款および社内規程に照らして適正かつ効率的に実施されているかを調査しています。その結果については、取締役会および監査等委員会に報告しています。なお、監査結果報告後も発見事項は改善計画が完了するまでフォローアップされます。さらに、会計監査人および監査等委員会との間で定期的な情報交換・連携を行い、当社およびグループ会社の内部統制の状況とリスク認識の共有化を図っています。
指名・報酬諮問委員会
当社は、取締役の指名・報酬などに関わる評価・決定プロセスの透明性および客観性を担保し、取締役会の監督機能の強化、コーポレート・ガバナンス体制の充実を図ることを目的として、2021年6月に任意の指名・報酬諮問委員会を設置しています。委員長は社外取締役が務め、委員の過半数を独立社外取締役が占めています。取締役会の諮問に応じて、取締役の選任・解任に関する事項、代表取締役、および役付取締役の選定・解職に関する事項、取締役の報酬に関する事項、その他経営上の重要事項で取締役会が必要と認めた事項について審議し、取締役会に対して答申を行います。
年間開催回数と出席数
2026年3月期は5回開催しました。各取締役の出席状況については次の通りです。
| 役職 | 氏名 | 開催回数 | 出席回数 |
|---|---|---|---|
| 社外取締役(独立)(委員長) | 笹本 裕 | 5回 | 4回 |
| 代表取締役社長 | 辻 朋邦 | 5回 | 5回 |
| 社外取締役(独立) | 山中 雅恵 | 5回 | 5回 |
| 社外取締役(独立) | David Bennett | 5回 | 5回 |
| 社外取締役(独立) | 鴨田 視寿子 | 5回 | 5回 |
内部統制システム
当社グループは、業務の実効性・効率性の確保、財務報告の信頼性の確保、資産の保全のため、企業理念に則った行動指針はもちろん、業務に関わる法令や社内ルールを遵守する体制づくりに継続的に取り組んでいます。
具体的には、職務執行が法令・定款に適合する体制、職務執行に関わる情報の保存管理の体制、危機管理の体制、職務の効率性の確保の体制、企業集団の業務の適正を確保する体制、監査等委員会を補助すべき使用人の配置とその使用人の取締役からの独立性、監査等委員会への報告の体制、監査の実効性を確保する体制などの継続的改善をめざしています。
そのために取締役会規則、権限規程、業務分掌規程などの諸規程を見直し、取締役会および従業員の職責と権限を明確にしています。そして当社およびグループ会社の重要情報が取締役会、監査等委員会へ正確かつ適切に報告されるとともに、トップマネジメントから従業員へ情報が十分伝達されるよう、社内の統制環境を整備しています。
さらに、当社およびグループ会社の業務遂行に関わるリスク事象の発生を未然に防止、または影響を最小化するため、コンプライアンス室の統括のもと、責任部署、サンリオ合同コンプライアンス委員会等が各種リスク管理とコンプライアンス、情報セキュリティ等の啓発活動を社内で実施するなど、弛まぬ内部統制システムづくりを進めています。
主な取り組み
取締役会の実効性評価
当社は「コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み」におきまして、取締役会の評価を行い、その結果を開示することとしております。
毎年、取締役会がどのように貢献しているかを検証し、課題を抽出し、改善を図る目的で、取締役会自身が取締役会全体の実効性について、評価を実施しております。この度、2025年度における当社取締役会の実効性について、以下のとおり評価を行いましたので、開示いたします。
評価の方法
全取締役(監査等委員である取締役を含む)を対象に、取締役会の構成・運営、経営戦略・事業戦略、企業倫理・リスク管理、経営陣の評価・報酬、株主等との対話等に関するアンケートを実施し、その結果を集計・分析いたしました。アンケートに際しては、定量評価に加え、各大項目について自由記述による意見・要望の記載を求めるとともに、必要に応じて個別ヒアリングも実施いたしました。なお、評価の客観性および透明性を高めるため、独立性を有する外部機関の協力を得て、設問設計、回答集計および分析を行い、その結果を取締役会において共有・議論いたしました。
評価の結果と分析
アンケートの結果、全体平均は4.0点となり、当社取締役会は全体として実効性を確保しているものと評価いたしました。特に、企業倫理・リスク管理および株主等との対話については比較的高い評価となりました。一方で、持続的な企業価値向上に向けた経営戦略・事業戦略に関する議論、社外取締役の経営戦略へのより深い関与、ならびにDX・AI・テクノロジーを活用した事業成長および業務改革に関する議論については、さらなる改善余地がある事項として認識いたしました。
前年度評価における課題への対応状況
前年度の評価において認識した取締役会資料の充実、議論時間の確保、社外取締役への情報提供強化等の課題については、資料提出時期の早期化、事前説明の実施、重要テーマに関する報告機会の増加等に取り組みました。これらの取り組みにより一定の改善が確認された一方、経営戦略やDX・AI等の中長期テーマについては、引き続き議論の充実が必要であると認識しております。
評価結果を踏まえた今後の対応
今回の評価結果を踏まえ、当社は以下の取り組みを通じて、取締役会の実効性のさらなる向上を図ってまいります。特に、取締役会の年間アジェンダに長期ビジョンの進捗、DX・AI・テクノロジー、人的資本、リスク管理等の重要テーマを計画的に組み込み、議論時間の確保および論点整理の充実を進めてまいります。
・取締役会に期待される議論
取締役会において期待される議論をより充実させるため、重要議案については、社外取締役に対する事前共有や論点整理資料の充実を進めます。また、事前検討会議体へのオブザーバー参加、録画・議事録の共有、課題・論点を明確にした議案資料フォーマットへの変更等を通じて、取締役が十分な情報に基づき議論できる環境を整備いたします。さらに、社外取締役と社内取締役の意見交換の機会を増やし、取締役会における建設的な議論の深化を図ってまいります。
・社外取締役の経営戦略へのかかわり
社外取締役が経営戦略により深く関与できるよう、長期ビジョンのアップデートに関し、執行側においての議論の進捗状況および主要論点を随時取締役会に報告いたします。また、社外取締役からの意見を早期に取り入れる機会を設けることで、中長期的な企業価値向上に資する戦略議論の充実を図ってまいります。
・DX・AI・テクノロジーの議論
DX・AI・データ活用等のテクノロジーについて、業務効率化のみならず、成長機会、顧客接点の強化、IP価値向上に活用する観点から、取締役会における議論機会を拡充し、継続的に審議してまいります。
アンケート項目と結果の記載
大項目と設問数
大項目ごとにコメント・要望の記載を求めました。また、取締役会の実効性や構成に関してもコメント・要望の記載を求めました。
- ①取締役会の構成と運営(9問)
- ②経営戦略と事業戦略(7問)
- ③企業倫理とリスク管理(6問)
- ④経営陣の評価と報酬(4問)
- ⑤株主等との対話(2問)
回答方式:5段階評価
平均評点は各設問に対する回答を単純平均したものであり、定性的な意見および取締役会での議論も踏まえて総合的に評価しております。
- 5:有効、適切
- 4:どちらかといえば有効、適切
- 3:どちらともいえない
- 2:どちらかといえば改善余地あり
- 1:要改善、不適切
| 大項目 | 設問数 | 平均評点 | (参考) 昨年平均評点 |
|---|---|---|---|
| ①取締役会の構成と運営 | 9問 | 4.0 | 3.8 |
| ②経営戦略と事業戦略 | 7問 | 3.8 | 3.7 |
| ③企業倫理とリスク管理 | 6問 | 4.2 | 4.1 |
| ④経営陣の評価と報酬 | 4問 | 4.1 | 4.0 |
| ⑤株主等との対話 | 2問 | 4.2 | 3.9 |
| 総計 | 28問 | 4.0 | 3.9 |
さらなる実効性向上に向けた取り組み
当社は、取締役会の構成に偏りがないか、各取締役の専門知識・経験が十分に活かされているか等について継続的に検討し、理想的な取締役会構成の実現に努めてまいります。また、経営陣のサクセッション、より適切な選任プロセスの在り方を検討するとともに、グループ全体のガバナンスおよび子会社管理体制の高度化を進め、グループとしての経営管理・リスク管理体制の強化を継続的に審議してまいります。
過去の取締役会自己評価結果
2026/6/25 2026年3月期 取締役会自己評価結果(157KB)
2025/6/26 2025年3月期 取締役会自己評価結果(136KB)
2024/6/27 2024年3月期 取締役会自己評価結果(223KB)
2023/6/14 2023年3月期 取締役会自己評価結果(158KB)
2022/6/14 2022年3月期 取締役会自己評価結果(83KB)
2021/6/15 2021年3月期 取締役会自己評価結果(137KB)
株主との対話に関する方針
当社は、中長期的な企業価値の向上と持続的成長を目指し、株主や投資家の皆様との建設的な対話を重視しています。
詳細は、サンリオのサステナビリティ 株主との対話に関する方針 をご参照ください。