基本的な考え方
当社グループは、「One World, Connecting Smiles.」というビジョンの実現には、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進が不可欠であると認識しています。こうした認識のもと、「サンリオ・マテリアリティ」の1つに「ダイバーシティの実現」を掲げ、一人ひとりがありのままの自分らしさを発揮し、 公平に活躍できる制度や環境の整備に取り組んでいます。また、 多様な従業員の能力や個性、バッググラウンドが尊重され、活かされることで、 新たな価値創造につなげるとともに、誰もが笑顔で働ける組織づくりを推進しています。
体制・ガバナンス
当社では、代表取締役社長のもと、人事本部が中心となり各部と連携し、DE&Iに対するグループ役員・従業員の意識や知識の向上を図る研修を企画・実施するなど、グループ全体でDE&Iを推進する体制を構築しています。
主な取り組み
DE&Iセミナー
当社国内グループ各社の経営層を対象とした「DE&Iセミナー」を年に1回実施し、DE&Iに関する国内外の最新トレンドや、投資家・ファンド、消費者の視点など、さまざまな情報を共有しています。また、国内グループ会社の全従業員を対象にDE&Iについての意識啓発を目的としたセミナーも実施しています。
アンコンシャスバイアス研修
2023年3月期から「アンコンシャスバイアス研修」(旧ダイバーシティ研修)を実施しています。同研修は当社役員、管理職、従業員の階層別に実施しており、誰もが持つアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)への気付きを促すことで、多様性のある働きやすい職場環境づくりにつなげています。
女性活躍推進
性別にかかわりなく活躍できる環境を実現することは企業の成長に直結します。当社の従業員に占める女性の割合は約8割で多くの女性が活躍していますが、女性の管理職は約4割というのが実情です。
このため、女性管理職比率の向上をDE&I推進における重要施策に設定し、キャリアアップとプライベートの充実の両面をサポートする各種制度の整備に取り組んでいます。従業員へのヒアリングなどを通じて、育児休業・休暇、時短勤務、スライド勤務、テレワークをはじめとする制度の拡充を図っているほか、2023年から評価・登用制度の見直しも進めています。
女性管理職比率(本社、2026年3月期)
- 管理職(執行役員、ゼネラルマネージャー、シニアマネージャー、フェロー):44.1%
- 上級管理職(執行役員、ゼネラルマネージャー、フェロー):30.9%
MSCI日本株女性活躍指数の構成銘柄に選定
当社は、2019年からMSCI日本株女性活躍指数(WIN)の構成銘柄に選定されています。
WINは、女性の雇用や管理職の割合、ダイバーシティへの取り組みといった女性活躍推進法に基づく開示情報などから、性別多様性に優れ、長期的に持続可能な成長が見込める企業で構成されています。またWINは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資を行うための指数の1つとして採用されています。
詳細は外部評価/参画するイニシアティブ・団体をご参照ください。
SRHR休暇の導入
当社は、多様な人材がそれぞれのライフステージに合わせた働き方を選択できる環境を整え、笑顔で働き続けることができる職場を目指し、これまでの「生理休暇」に加えて不妊治療や卵子凍結、更年期症状などの事由でも休暇取得を可能とするSRHR休暇を導入しました。この休暇については女性に限らず男性も利用が可能です。
障がい者雇用
当社グループは、障がい者の雇用と活躍推進に取り組んでいます。障がいの有無にかかわらず、個人がキャリアアップにチャレンジできる制度を整備しています。なお、2026年4月より、屋内型農園を活用して障がいのある方の就労機会拡大に取り組んでいます。一人ひとりが安心して働ける環境づくりを進めるとともに、収穫した野菜を従業員へ還元することで、誰もが活躍できる社会の実現を目指しています。
障がい者の雇用の状況(サンリオ単体、2026年6月1日時点)
- 障がい者雇用人数:42.5人
- 障がい者雇用率:2.03%