Nakayoku Stories
24.01.31
Sanrio Character Aid
海外の活動
サンリオは一人でも多くの人に、笑顔と思いやりを届けます
Sanrio do Brasil Comércio e Representações Ltda. COO
Chris Daniels
Profile
1996年、ブラジル現地法人Sanrio do Brasil Comércio e Representações Ltda.(以下、サンリオ・ブラジル)に入社。その後、米国とラテンアメリカの両市場で卸売とライセンス事業に携わり、2009年に同社COO(最高執行責任者)就任。
※本ページにおける所属・役職などは、すべて取材当時のものです。
メキシコ、中米、南米において消費者向け製品、サービス、カフェやレストランなどのサンリオブランドのライセンス管理を事業とするサンリオ・ブラジル。10年以上前から社会貢献活動に取り組んできた同社は、今回初めて本社と連携した活動を実施しました。COOであるクリスさんに、活動を通じて感じたことを伺いました。
地域への恩返しとして取り組んできた社会貢献活動
サンリオ・ブラジルは30年以上前にラテンアメリカで事業を開始し、特にブラジルやペルー、メキシコでハローキティなどのキャラクターたちは愛され続けてきました。
私たちの事業は地域社会に支えられてきたため、その恩返しとして、子どもを支援する施設への商品寄付や献血活動、新型コロナウイルス予防対策、病院訪問など、10年以上にわたりさまざまな社会貢献活動を行ってきました。また、パートナー企業と連携して、ファンも巻き込んだ取り組みもしています。最近では「ハローキティファンラン」というランニングイベントを開催し、その参加者に食料を寄付いただいて、パートナー企業を通じて食料を必要とする方へ届けるフードドライブを実施しました。
本社と連携し、より多くの笑顔が生み出せた「Sanrio Character Aid」
今回はキャラクターが施設に訪問し、患児さんと医療従事者とふれあう「Sanrio Character Aid」を、初めて日本の本社と連携し、メキシコ・レオン市の病院で実施しました。過去にサンリオ・ブラジル単独でも何度か小規模な病院訪問をしてきましたが、本社が実施した活動はより大規模で、200人以上もの子どもたちがハローキティとふれあうことができました。
子どもたちはハローキティに会ってプレゼントを貰った瞬間に笑顔になり、その光景を見たときに、実施して良かったと実感しました。また、病院で働くスタッフや子どもたちのご両親にも、子どもたちの笑顔を見てもらい、笑顔と安心感を届けられたのではないかと思います。
活動を通じて、サンリオには子どもも大人も笑顔にする力があると改めて心から感じることができました。実施した私たちも、日頃の業務とはまた違った達成感、充実感を得ることができました。
お客様から信頼され続けるために、一人でも多くの人々に笑顔と思いやりを
これから活動の幅を広げていくためには、まずすべての従業員にサンリオが今回のような社会貢献活動をしていることを伝え、関心を持ってもらい、実際に活動へ参加してもらうことが必要です。次にサンリオ以外で行われている活動にも関心を持ち、「サンリオでもこういうことができるのでは」といったアイデアとして発信できる従業員が増えれば、さらに多様な活動を展開できるようになると考えています。
今後取り組みたいと考えている活動は、環境に関することです。特にブラジルのアマゾンや海の環境問題は世界的にも重要視されているため、例えば多くの人に関心を持ってもらえるような、環境問題を学べるイベントなどを開催したいと考えています。
これからもお客様が安心して商品やサービスを購入できるように、社会貢献活動に取り組み、サンリオへの信頼力を高めていきます。そして事業や活動を通じて、笑顔を届けられる会社であり続けたいと思っています。
Comments
ハローキティの病院訪問は、様々な良い影響を与えてくれました
緊張しがちな病院に温かい空気を作ってくれました。入院している子どもたちはハローキティの姿を見ると笑顔を見せ、つらいことを忘れるだけではなく、幸せなひとときを過ごせたと思います。
ハローキティと心を通わせたことで、入院にともなうストレスの緩和にもつながり、医療専門家たちは、この機会に子どもたちが楽しく自分の感情を表現できたことで、本人にとっても家族にとっても心の休息を生み、良い影響をもたらしたことを評価しています。
ハローキティの魔法が健康上の課題に直面する人々のウェルビーイングにつながることを示してくれました。
Dirección General Servicios de Salud
ISAPEG