Nakayoku Stories
24.01.31
パートナーとの協働
デザインが子どもたちの笑顔につながっていることを
講座に参加して実感できました
GDM本部ライセンスデザイン二課
河本菜摘/Natsumi Kawamoto
Profile
2014年に入社。旧キャラクター制作部に所属し、サンリオ直営店で販売するオリジナル商品を制作する経験を経て、現部署に異動。現在は、ライセンシー向け商品の監修やデザイン制作、ポムポムプリンの漫画プロジェクトに携わっている。
※本ページにおける所属・役職などは、すべて取材当時のものです。
サンリオのデザイナーが子どもたちにキャラクターの描き方を教える「サンリオの夏休み1日講座」を、東京都立川市の児童養護施設・至誠学園で実施しました。当活動に社員ボランティアとして参加した河本さんに当時のお話を伺いました。
お絵描きの楽しさと、デザイナーの仕事を知る機会を提供したい
「夏休み1日講座」に参加した理由は、2022年に参加した社員の体験談を聞き、やってみたいと思ったからです。学生時代に友人の誘いで保育園のボランティアに参加したことがあり、子どもたちと一緒にお絵描きしたり遊んだりすることが楽しく毎年参加していたため、今回も参加することへのハードルは高くありませんでした。
また、お絵描きを仕事にできることを子どもたちに伝えたいと思ったのも理由の一つです。子どもたちの日常生活のなかでは、「デザイナー」という職業を知る機会は少ないと思います。私自身、小さい頃から絵を描くことが好きでしたが、仕事としての具体的なイメージが持てたのは美大を目指すようになってからでした。夏休み1日講座のプログラムにはデザイナーの仕事紹介も含まれているため、かつての私のような子が、絵を描く仕事を知るきっかけになればと思い、参加しました。
子どもたちのたくさんの笑顔が生まれた、夏休み1日講座
当日は小中学生を中心に男女30名が参加しました。ハローキティのヘアクリップを付けている子がいたり、クロミのぬいぐるみを持ってきている子がいたり、子どもたちも当日を楽しみにしてくれていたことがわかり嬉しかったです。
サンリオの会社紹介に続き、子どもたちに馴染みがある「当りくじ」を例に、デザイナーのお仕事紹介がありました。その後、子どもたちにキャラクターの描き方のポイントを教えて、見本や持ってきたグッズを見ながら、それぞれの好きなキャラクターをうちわに描いてもらいました。子どもたちは黙々と取り組み、なかには、けろけろけろっぴとおにぎりを組み合わせた「おにぎりけろっぴ」にアレンジしてくれた子も。その自由な発想に驚きました。
講座の最後にはハローキティが登場し、子どもたちは大喜びで、講座に参加できなかった子どもたちも会いに来てくれたのが印象的でした。
子どもたちの笑顔を原動力に、これからもデザインを作っていきたい
講座に参加し、普段当たり前のように描いているキャラクターを描いただけで、「すごい!」と喜ぶ子どもたちの姿を見て、自分のスキルが役に立ったと実感できました。「私もデザイナーになりたい!」と思うきっかけを与えられたのであれば、嬉しいです。私たちデザイナーはデザイン制作や監修の業務で、ファンのみなさまと直接触れ合う機会は多くありません。今回子どもたちの笑顔を見て、商品の先にいる方のために、これまでよりもっと心を込めて作っていきたいと思いました。
今後もこのような機会があればぜひ参加したいですし、エンターテイメントの会社の一員として、キャラクターに限らず、楽しいことを提供する社会貢献活動ができればと考えています。
Comments
夢との出会いが子どもを幸せに導く。つなぐのは大人の役目だと思います
至誠学園にキティちゃんが来る!というハッピーな企画『サンリオの夏休み1日講座』に応募させて頂きました。
目の前でデザイナーさんがスラスラとキャラクターを描くと、子どもたちは「すごい!本物だ!」と目を輝かせ、真似しながら楽しそうに描いていました。そしてキティちゃんとの触れ合いでは、歓喜と幸せオーラが飛び交っていました。
様々な傷つきや悲しい体験をしてきた子どもたちにとって、「素敵な大人」との出会いや「夢に出会える」機会を通して、幸せになってもいいんだと思ってもらいたいです。
そしてサンリオ様にはこれからもこの企画を是非続けてほしいと願っています。
至誠学舎立川
至誠学園 施設長
山田 俊一様