Recruit先輩社員インタビュー

S.S

2018年にサンリオへ新卒入社。ライセンス営業本部 第三営業部一課所属。
コスメ・日用品メーカーへの営業を担当する傍ら、JOCHUMのキャラクタープロデュースにも関わる。

S.S

成果に対する反響の大きさを実感できる仕事

今どんなお仕事をされているのか教えてください。

キャラクターのライセンスを提供して商品化や広告宣伝などを担う、ライセンス営業の仕事をしています。コスメ・日用品メーカーを担当していて、ブランドとのコラボレーション企画や広告へのキャラクター活用企画などを行います。サンリオのキャラクターを活用した企画をイチから自分で考えて、目標金額に到達するよう営業活動を行っています。

サンリオでは自分が担当するクライアントには一気通貫で責任を持ち、企画の立案から営業そして実際の展開まで携わるのが特徴的です。

印象に残っている仕事はありますか?

ある化粧品メーカーとの取り組みでの、アイライナーの商品企画が印象に残っています。
企画検討の際に、あるイラストレーターとの協業を提案し、実現したことがありました。実はその方は私が好きなイラストレーターで、この商品企画にぴったりだという感覚がありました。
結果、お客様からの反響が大きく、もともとエリア限定展開の予定だったものが日本全国での展開まで広がったのでクライアントにもとても喜んでいただけました。

この案件では好きなイラストレーターと協業ができた嬉しさもあって、熱量高く取り組めたことで成果が上がったのだと思っています。コスメは店頭にも並ぶのでリアルでお客様の反応を見られるのはもちろんですが、SNSで話題になるなど反響の大きさを直に実感することができる仕事です。

自分の「好き」が仕事に直結するのは、とても楽しそうです。大変なことはありますか?

企画したものがすべて実現するわけではないところです。毎回渾身の企画書を作成して提案しているのですが、企画が採用されるのは30回に数回なんてことは当たり前です。だんだんと慣れてきましたが、心が折れそうになることもありました。

立て続けに企画が決まる時期もあれば、白紙になることもあります。コスメは他の商品と比べて準備期間が長い傾向にあるのですが、営業担当としては年度内での結果も求められるため常に先を見据えた営業活動が求められます。裁量権が大きく与えられている分責任もありますが、それだけに挑戦のしがいがあります。

社員の「やりたい」を尊重する文化

ライセンス営業本部のお仕事をされながら、キャラクターのプロデュースも行っていると聞きました。

はい。2022年6月に開始したJO1とのコラボレーション【JO1×サンリオ新キャラ開発プロジェクト】を自ら企画しました。プロジェクトの中で、JO1と一緒に「JOCHUM(ジェオチャム)」というキャラクターを制作し、現在プロデュースを行っています。

JO1とサンリオのコラボレーション企画は絶対に良い相乗効果が生まれると確信していたので、本来営業部門では業務外ながらもキャラクターの提案をしました。案を採用していただき、新規キャラクターの創造・育成を行うIP創造部という部署の力を借りて一からプロジェクトを立ち上げました。

他部署と協業しながら、プロジェクトを一から立ち上げ…!とても大変だったのではないでしょうか。

手を挙げるのはすごく簡単で、そこから形にするのがどれだけ大変かを思い知らされました。普段行っている営業の仕事と全く異なるので、右も左も分からず手探り状態で進むしかありませんでした。実は何度も中止になりかけたのですが、諦めずになんとか乗り越えて公式に発表できた時は感動もひとしおでした。

JO1に強い思い入れを持っているファンの皆さんからもこの企画にいい反応をいただけて、ほっとしたのを覚えています。担当外のことでも、自分のやりたいことに素直になり結果を出せた一つの事例になったと思います。上司に「ライセンス営業の仕事もやりながら、プロデュースの仕事もさせてください」と頼んで、今は兼務体制で取り組んでいます。

挑戦が尊重される環境なのですね。

もちろん自分次第ではありますが、決められたことしかできない訳ではないので動きやすいと思います。今は会社自体がちょうど「第二の創業」としての変革期なのですが、社長交代以降、社内の雰囲気が大きく変わりました。

これまで以上に中途入社の社員も増えたことで外部からの目線を学べたり、異なる知見を得られたり、新しい風が吹いているのを感じます。社内稟議のフローも短くなったため、以前と比べても「コト」に向き合う時間がより長くつくれています。

既に積極的に挑戦をされている印象ですが、今後の展望はありますか?

今は、JOCHUMをJO1ファン以外の方にも知ってもらえる人気キャラクターに育てていくことが一番の目標です。ただ、キャラクタープロデュースの経験がなかったことで日々大変さも感じています。サンリオは様々なビジネスを展開しているので、営業以外の部署も経験して自分の知識やスキルの引き出しを増やしていきたいです。

全社員が「みんななかよく」を体現し、大切に思っていることが魅力

サンリオへ入社してからの印象を教えてください。

自分のやりたいことを素直に話せたり、それを後押ししてくれたりする文化があると感じました。自分の「好き」を仕事にできるので、これまで仕事がつまらないと思ったことがないんです。仕事内容との相性もあるとは思いますが、何よりも周りの人の支えがあるからだと思います。

また、企業理念の社員への浸透度が非常に高く、社員一人ひとりが「みんななかよく」の企業理念のもとに同じ方向へ進んでいることにも驚きました。以前全社員が参加する研修で企業理念について考える時間があったのですが、その場の全員が「サンリオの企業理念が好きだ」と話していました。

「みんななかよく」を企業理念として真剣に掲げるのは、サンリオならではのものですよね。

私自身、企業理念が好きでサンリオに入社した1人です。この仕事を通して「みんななかよく」なった世界の実現に貢献していきたいと思っています。自分自身を大切にすることが周りを大切にすることに結びつくと思うので、自分を大切にすることも考えられる会社だと思います。

就活生の時は社会人って皆ギスギスしているのではないかと不安に思っていたのですが、サンリオでは綺麗な心のままでいられるかもしれないと感じたんです。「みんななかよく」を真剣に掲げるピースフルさに、心打たれるものがありました。

最後に、今後就職活動を行う学生へメッセージをお願いします。

ありのままの姿を受け入れてくれる会社に入ると良いと思います。私も面接の際に気飾ることなく素直に自己表現をしたのですが、採用面接の中ではその私自身をしっかり見てもらえたと思っていますし、結果的にいい受け答えができたと振り返っています。ありのままの自分で臨んだことで、入社後のギャップが今に至るまでにあまりないのも良かった点です。

気負わず自分らしさが伝わるように、ありのままでいることを意識してみてください。もしサンリオに入社したら、一緒にやりたいことを叶えていきましょう!