IR Information 中期経営計画

新中期経営計画のご案内(2025年3月期~2027年3月期)

2020年に“第二の創業”を掲げて以降、サンリオはV字回復をし、力強い成長を続けています。
2023年5月には「価値創造ストーリー」として時価総額:1兆円/営業利益:500億円という10年後の目標を掲げたが、サンリオを愛し、支えていただいた世界中のファンや投資家の皆様のおかげで、大幅な前倒しでの達成という快挙を成し遂げることができました。

ボラティリティの高い状態(業績の大きな変動)から抜け出すために、
“3本の矢”で不確実な成長から、安定・永続成長へ

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新中計では、「ボラティリティ」から抜け出すために3本の矢を設定。3本の矢で不確実な成長から、安定・永続成長を目指します。

中期経営計画の目標アップデート

中計最終年に営業利益650億円以上、さらにその先、10年平均営業利益成長率10%以上を目指します。

営業利益の推移

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営業利益の推移ですが、25年3月期に営業利益518億円となり目標を大幅前倒しで達成することができました。今後は、中計最終年度である27年3月期に向けて営業利益650億円以上を目指します。

* 大型M&Aを実施した場合はのれん償却前の数値

定量目標・財務規律のアップデート

時価総額5兆円の達成に向けて、資本コストを意識した経営をさらに進化していきます。

実施期間

2025年3月期~2027年3月期

定量目標*
(27/3期)
  • 売上高  1,750億円
  • 営業利益 650億円以上
財務規律*
(~27/3期)
  • ROE30%水準を目安とし、資本コストを大幅に上回る経営を実施する
  • 25/3期~27/3期の3年累計で価値創造ストーリーの戦略に資する
    オーガニック投資(300億円程度)およびM&A・マイノリティ出資(500億円~)を検討
  • M&Aのターゲットは買収後でも高い収益性・資本効率を維持できる案件を優先的に検討
  • 配当性向は30%以上とするが、魅力的な投資機会が見つからない場合、余剰資金や財務基盤を考慮しつつ、追加での株主還元を検討(最大300億円)
  • 配当のみならず、株価上昇によるTSR(株主総利回り)の拡大を重視
  • M&A等の大型投資においては投資委員会を通じた厳格な検討を行い、定性面・定量面を踏まえた総合的な判断を実施する
  • 信用格付けはA格水準を目安とする。M&A実施時ののれん/純資産比率は70%以内を目安とするが、格付けは一時的にA格を下回ることは許容可能
  • 今後資金調達が必要となった場合、資本コストを意識し、銀行シニアローン・普通社債>ハイブリッド(劣後ローン・劣後債等)>公募増資・転換社債の優先順位で資金調達を検討
株主還元
(中長期)
  • 配当性向は30%以上。魅力的な投資機会が見つからない場合、余剰資金や財務基盤を考慮しつつ、追加での株主還元を検討(最大300億円)
  • 配当のみならず、株価上昇によるTSR(株主総利回り)の拡大を重視
  • ※ 下線がアップデート箇所となります
  • * 仮に大型M&Aを実施した場合、各種指標はのれん償却費を足し戻した営業利益、当期純利益、EPS等を算出の前提とする

キャピタルアロケーション方針(26/3期~27/3期)

規律を設けた戦略投資と安定的な株主還元を実現していきます。

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キャピタルアロケーションについては、戦略的な投資と株主還元のバランスをとっていきます。中期経営計画においては、オーガニック投資で300億円、M&Aなどで500億円以上の枠を設定しており、当社として本格的な投資ステージに移行します。